おなか白湯もみは手順通りに
皆さんこんにちは、三宅弘晃です。
このおなか元気通信では、腸活には引き算の栄養学が大切である、つまり腸が大の苦手とする“砂糖”をどれだけ減らすかが大事ということをお伝えしました。
また「おなか白湯もみ」がなぜ効くと断言できるのか、それは白湯によって胃のガスを追い出し胃拡張を改善し、内臓全体の働きを良くできるからだということもお伝えしました。
これで4回使ってしまいました。。。
さて、最終回は何をお伝えしましょうか。
(まさに今、書きながら考えています。雰囲気と気分で。)
お伝えしたいことはまだまだありますが、これにしましょう。
「おなか白湯もみ」は時間の許す限り、本の手順通りにやってほしいのですそれが一番効果が出るように考えてあるからです。
ではなぜこの順番がいいのか・・・
その意味を最後にお伝えしましょう。
うん、これでいこう。きっと面白いと思います。
では始めましょう。
おなか白湯もみの手順が持つ意味
①腎臓から始める理由
始めは腎臓から入った方が良いです。
なぜか。
これはわごいちでの長年の経験が生きています。
わごいちの「ハラ揉み」は、布団の上にあおむけに寝てもらい足を延ばして行います。
…余談ですが「おなか白湯もみ」は膝を立てて行いますが、なぜわごいちの「ハラ揉み」と同じように膝を伸ばさないのか、そんな疑問を持つ人もいるかと思います。
理由は、膝を伸ばすと腹筋が張って揉みにくくなるからです。この膝を伸ばした状態でおなかを揉むには修練が要ります。
ですので「おなか白湯もみ」膝を立てて行います。話が横道に逸れました。
わごいちで「ハラ揉み」をしようと寝てもらうと、背中が布団にぺたりとつかず空間ができる人が少なくありません。
本当は床にぺたりと密着するのが良いのですが、腰の筋肉が張っていたり、腎臓が腫れている人は腰が反って床から浮いてしまいます。
腰が反るとおなかが張ってしまうのでとても揉みにくくなります。ですから私も腰が反っている人は、おなかを揉む前、もしくは揉みながら腰や腎臓をほぐすことから始めています。
もうお分かりだと思いますが、始めに腎臓を揉むのは、腎臓をほぐすだけでなく、「おなか白湯もみ」全体の準備にもなっているのです。
ですからまずは腎臓もみをすることが大事です。
②胃→胆のう→大腸という順番でもむのはなぜか
これらはおなかの四隅を順番に揉むわけですが、ポイントは四隅の肋骨もしくは骨盤の中の臓器をおへそ方向に引き寄せるように揉むということです。
これもわごいちのハラ揉みの経験が生かされています。
というのは、この四隅には「おなかの中央部と比べて、硬くて動かしにくい」という共通の特徴があるのです。
例えば胃の大部分は左肋骨の内側に隠れています。
虫垂やS字結腸は骨盤の奥に隠れています。
おなかの四隅という周辺部は、肋骨や骨盤に守られ外的な刺激を受けにくいので硬くなりやすいのです。
しかし硬いから放っておいていい訳ではありません。ちゃんとケアをしてあげないと、どんな病気にかかるかもわかりません。
かと言って肋骨や骨盤の上からは揉めませんから、揺らしながらおなかの中央に向かって引き出していくのです。
私はこういう風に例えます。
小川の土手の奥に隠れているドジョウを池の真ん中まで引っ張り出してくるんだ、と。このように想像しながらやってみてください。
また「胃→胆のう→大腸」という順番は、消化の流れを意識しています。これはそんなに神経質になることはありませんが、この手順が一番いいと思います。
③本命の小腸もみ
そうです。
小腸こそが「おなか白湯もみ」の本命、メインディッシュと言えます。広げたらテニスコート一面分の面積を持つという小腸の存在はだてではありません。
ちなみに小腸は医学の世界でもまだまだ研究途上で、未解明なことも多いです。
でも私たちはそんなことは関係なく、どんどん小腸を揉めばいいです。小腸は細くてしなやかですから、胃や大腸などに押されてつぶされて大変な目にあっています。
だから優しくゆらゆらと揺らしほぐし、癒してあげることが大切です。
インスタントラーメンをほぐすように
イメージするのはインスタントラーメンです。
カチカチに固まったインスタントラーメンにお湯を注ぎ込み、ちょっとふやけてきたら、お箸を差し入れ、優しくもつれをほどいてあげるのです。
決して焦ってお箸で強くかき混ぜてはいけません。
大事なラーメンがブチブチに切れてしまいますよ!
やさしく揺らすのが小腸もみのポイントです。
さらにもう一つのポイントがあります。
すでにここまで、腎臓もみで腹筋をゆるめ、胃&胆のう&大腸もみでおなかの中央、つまり小腸周りに内臓を引き寄せてきました。
それらの臓器も小腸と一緒にゆらし揉むのです。2種の振動効果、2種の温熱効果(『おなか白湯もみ健康法』参照)も相まって、おなか全体が「わっさわっさ」と動いてくれれば最高です。
小腸もみがおなか白湯もみの核。
そこにむかって腎臓もみ~大腸もみまでの前準備があると言っても過言ではありません。
別の言い方をすれば、前準備がうまくできていればいるほど小腸もみの効果は大きくなるわけです。
④大事な締めの膀胱もみ
「おなか白湯もみ」は、内臓全体を動かし活性化するとともに、腹部から全身の血流を向上させるので、からだ中の老廃物を掃除することができます。
そしてその掃除された老廃物は、どこに行くかと言えば腎臓を経由して膀胱です。
わごいちで「ハラ揉み」をしていても、内臓下垂している人は本当に多いです。内臓が下垂するとおなかの底にある膀胱(他に子宮、前立腺、直腸もあります)はストレスを受けて働きが低下しています。
締めの膀胱もみは、「おなか白湯もみ」で大量に発生する老廃物を排出するために頑張ってもらいたい膀胱を事前に元気にしておくという意味合いがあります。
身体に良い正常なお白湯をどんどん飲み、老廃物の成れの果てである尿をどんどん出すことで健康をつくっていくのが「おなか白湯もみ」の真骨頂ですから、膀胱は大事。
最後に丁寧に刺激を与えて活性化しておきましょう。
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ちょっと気合が入り過ぎて長くなってしまいました。
皆さん無事にここまでたどり着いたでしょうか。笑
まだまだおなかの面白い話、お医者さんでさえ知らない話が私の中にはいっぱいあります。
「本を買ったら無料動画に無料メルマガまでついてコスパ良すぎ」
という感想には笑いました。でもうれしかったです。
ビジネスのセオリーには反するかもしれませんが、やっぱり私はビジネスビジネスするのは嫌いです。
かと言って自分が大事に培ってきたノウハウを安売りするのも違うと思っています。
どんな関係性を社会の人たちと作っていくのか、どういう役割を自分は果たしていくのか、模索は続きます。
この「おなか元気通信」も気持ちが続く限り続けようと思います。
では引き続き、「おなか白湯もみ」を続けましょう。
おなかのことを知り、大事にすれば、元気で長生きできます。病気にも負けにくくなるので、新型のウイルスがやって来ようが、落ち着いて心穏やかに過ごしていくことができるのです。
あなたのおなかを信じてください。
このメルマガが、あなたの「おなか元気」の応援になれば幸いです。
三宅弘晃
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