わごいちの整体哲学

なぜわごいちは厳しい徒弟制をとるのか。それは「本当の整体」を実現し、皆様に提供するためです。

 

わごいちが考える「本当の整体」とは

一.自然なる治癒の働きに即するものであること

あらゆる治療や施術は、私たちの身体に宿る自然治癒力の働きに準じ、即するものでなくてはなりません。自然治癒力が「主」で、治療や施術は「従」です。現代はそれが逆転してしまっています。

 

一.生命の力を信じ尊ぶ心で手を当てること

私たちの命には本来の「治癒力」「免疫力」「代謝力」「消化力」などの力が備わっています。これらの力を感じずして整体を語ることはできません。

 

一.身体の意図を読み解き整えていくこと

常に身体は自らの考えと力で治癒を進めています。そういう身体の意図をどこまで読み取れるか、歩調をあわせることができるか、それが施術効果に現れます。

 

一.因果の連鎖をとことん追求すること

症状には必ず原因があります。その原因を引き起こしているさらに深い原因があります。このように症状と原因の連鎖は何重にも絡み合っているものです。それを解明していきます。

 

一.全体から観ること中心を捉えること

腰痛なら腰だけ。頭痛なら頭だけ。とりあえず痛みや症状を抑えればいいや。そうではなく身体全体から状態を分析することが大切です。同時にそれらの異常の「核心」をつかまえる必要があります。

 

一.筋力より感度を用い柔らかく深くほぐしていくこと

「強く揉むと治る」はありがちな勘違いです。力を入れると感度が落ちることを知らないのです。脱力を保ち感度を高めれば、力を使わずとも体内深くまでほぐしていくことができます。

 

一.相手を身内、分身と思うこと

口だけ丁寧で内心でわりきった向き合い方をしている治療や整体では、相手の内部の異常を感じ取ることはできないでしょう。自分の家族のように気持を寄せて触れる。自分自身のように相手の身体に触れることで見えてくるものがあります。

 

一.揉みそのものを治癒と為すこと

「揉み」の本当の意味が理解されていません。特別な技術を使わなくとも、本当の触れ方、本当の感じ方、本当の揉み方をすれば、ほとんどの不調は改善していくものです。

 

一.施術目標を明示し責任をもって達成すること

「施術後にはきっとこうなる」と明示するのは勇気がいるものです。しかしそれをあやふやに施術するのは無責任というもの。信頼を勝ち取るためには責任を負う必要があるのです。

 

一.常に教えを乞うこと頭を下げること

職人は一生が修行。常に自分の足りないところを探し、その克服に努め続ける必要があります。そのためには他者に「教えてください」と頭を下げることを避けてはなりません。

 

一.誠を深める生き方であること

整体に限らず、あらゆる仕事にはその人の人間性が反映されます。強く美しい誠の心を鍛えれば鍛えるほど、仕事に厚みと迫力がでてきます。

 

わごいち徒弟ではこのような考えを「本当の整体」と定め、日々修行、日々実践を心がけています。