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整体に本気。食に本気。

<わごいちの台所>のご紹介

わごいちでは玄関待合に食材の無人販売コーナー<わごいちの台所>を設置しています。多くのお客さんが施術の帰りにここで気に入った食材を買って帰られます。

いわゆる物販ですが、非営利つまり仕入れ値そのままで皆さんに提供しているこの<わごいちの台所>、そのいきさつと目的をご紹介します。

 

きっかけ

<わごいちの台所>を始めるきっかけとなったのは、お客さんからの「先生たちは普段何を食べているんですか?」という質問でした。

 

わごいちではハラ揉みをしながら「胃炎がきついから油物を控えよう」とか「もう少し葉物野菜をとりましょう」とかお話しています。すると「どんなものを買えばいいの?」と疑問が湧いてきます。

 

できるだけ胃腸にやさしくて、おいしくて、値段も高すぎない、そんな食材をみなさん探していますから、わごいちスタッフのおすすめをききたいのです。

 

はじめは口頭で「蕎麦ならここ」「お米ならここ」というように伝えていたのですが、在庫がある時に皆さんにお分けするようにしたところ大変好評だったので、正式に販売しようということになりました。

 

食の学校との出会い

当初扱っていた商品は、お米、蕎麦(乾麺)、塩、珈琲など数品目でした。生鮮食品は在庫管理が難しいので除外。さらに「人にすすめられた良いものではなく、わごいちスタッフ自身が食べ続けて間違いないと思えるもの」という条件を満たすものに絞ったからです。

それでも充分にお客さんには喜んでもらえていたのですが、2022年に大きな転機がありました。院長三宅が「食の学校」という団体に入ったことです。

 

「食の学校」とは、塩川恭子先生が主宰する「本物の食」を守り伝えることを目的とした勉強・交流会です。日本各地のこだわりの生産者、流通業者、料理研究家の人たちが集い、互いに学び合い支え合う団体です。

 

院長三宅もこの食の学校で全国各地の選りすぐり食品研修に参加し、実際の製造工程をみたり生産者の話を聴いたりしながら「これは皆さんに紹介したい」という商品を<わごいちの台所>に並べるようになりました。

 

結果として取り扱い商品は着実に増えてきました。(詳細は末尾の写真参照)

 

なぜ非営利なのか

<わごいちの台所>は非営利で運営しています。つまり購入した商品代金プラス送料を販売価格としています。一部卸価格で仕入れて小売価格で売っている(つまり利益が出ている)商品もありますが、その差額分は紹介の為に試飲や試食という形で還元し、利益を出さないようにしています。

 

「利益をとってもいいのに」という声もありますが、「安かろう悪かろう」な商品に押されながらも頑張って「本物の食」を守ろうとしている方たちへのエールいう<わごいちの台所>の精神で、利益はなるべく生産者の方々へ還元したいと考えています。

 

整体と食

整体院も「お客さんの不調を本気で解消したい」と突き詰めていくならば、生活改善に取り組むのが自然な流れです。そして食事は生活改善の中で大きなウエイトを占めます。

 

わごいちは特に「おなかから身体を整えていく」という施術哲学を持っていますので、食生活改善には特に力を入れ、さまざまな研究を積み重ねてきました。<わごいちの台所>は、そんなわごいちの取り組みの象徴ともいえるものです。

 

またそんなに難しい話ではなく、単に最高の整体を受けて、最高の食材を買って帰り、日々おいしく健康的に暮らすという「喜び」を皆さんと分かち合いたい、そんな気持ちで商品を仕入れて並べています。

 

「先生、あれどんな商品なの?」という質問に答えるとき、「今日はどれを買って帰ろうかなー」と楽しそうに選ぶ横顔を見ているとき、「先生、この前に買ったあれすごく美味しかったから友達にも買って帰るね」と言われる時、そんな一つ一つの瞬間が私たちわごいちスタッフにとってどれだけ喜びになっていることでしょう。

 

整体も食も、もちろん運動も睡眠も、全てにおいて本気で取り組み、本物を提供する。それはわごいちの仕事への張り合いなのです。

 

三宅弘晃

 

 

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